イラスト:河井克夫
半月の間に、古舘伊知郎と古舘佑太郎、父と息子のトークイベントをそれぞれを観た、という結果になった。だからなんだと言われると困るが。偶然なので。
あと、2年ぶりにARABAKIに行けたのが、うれしかったです。晴れたし。
4月17日(木)20:00 古舘伊知郎×リリー・フランキー@ COTTON CLUB
『古舘と客人と vol.22』という、丸の内COTTON CLUBで月一回、古舘伊知郎がゲストを迎えて行っているトークライブの22回目。お客さんは飲食を楽しみながら話を聴く、要はロフトプラスワンをハイソにした感じ、と言えば、わかりやすいだろうか。この日は相手がリリー・フランキーだったので、さらにロフトプラスワン度、高かったし。次回は糸井重里なので、低いと思います。
おふたり、20時から2時間、しゃべりっぱなし。終わった時にドッと疲労を自覚したくらい、こっちも笑いっぱなしだった。ただ、このイベントの存続にかかわるので、ここで聴いたことを外で言わないでほしい、だから配信もしていないんです、というようなことをおっしゃっていたので、どんな話をしておられたかは、書けません。くだらなさすぎるだけで、外に漏れても別に大丈夫そうな話もあったけど、確かに外に漏らさない方がいい話題もあったので。
あと、古舘伊知郎がリリー・フランキーを呼び込む前に、ひとりでしゃべったエピソード・トークが、すばらしかった。爆笑した、だけでなく、「きれい!」とか「うまい!」と言いたくなって、思わず拍手してしまった、オチのところで。
━✨🎙️\古舘と客人とvol.22/🎙️✨━
4/17(木)コットンクラブ終演
今回のゲストはリリー・フランキーさんでした!
🎩秋元康さん宅に泊まった時、ハンバーガーを縦に食う、スナラジの合唱団、映画「ハルビン」などなど他にも書けないネタが、、👓リリーさん、ご来場の皆様、ありがとうございます。 pic.twitter.com/sycMjcUwFg
— 古舘プロジェクト FURUTACHI PROJECT (@fproject_office) April 17, 2025
4月20日(日)17:30 真心ブラザーズ @ LINE CUBE SHIUYA
毎年この時期恒例、10人編成のMB’sによる真心ブラザーズのホール・ライブ。一昨年まで中野サンプラザだったが、会場のクローズに伴って昨年からLINE CUBE SHIBUYAに移った。
リアルサウンドにレポを書きました。≫ 真心ブラザーズ、熟成された2025年の10人編成“MB's”ライブ!生まれ変わる楽曲群と更新され続ける楽しさ
【本日開催🎉】
10人編成バンド“MB’s”ライブ 『熟成』
会場:東京・LINE CUBE SHIBUYA
16:45開場/17:30開演皆さまをお迎えする準備は着々と進行しております🫡
当日券🎫は、16:15より発売いたします
踊りに来てね!🕺🕺🕺https://5023w.roads-uae.com/JtRqX8C9vN pic.twitter.com/vJnYYmT50U— Magokoro_official (@magokoro_bros) April 20, 2025
4月21日(月)19:00 T字路s @ 渋谷クラブクアトロ
昨年10月から半年かけて全国を回った「ダブルサイダーツアー2024-2025」、東京と大阪で追加公演があって、その東京編。
「ダブルサイダー」というのは、レコードで言う「両A面」、どちらかがAでどちらかがBではない。という意味で、一部がすべてカバー曲、二部がすべてオリジナル曲でライブを行うツアーだと、前半のMCで伊東妙子が説明した。
一部のカバー曲の数々、すばらしかった(特にTHE STREET SLIDERS「のら犬にさえなれない」BO GUMBOS「トンネル抜けて」ザ・ブルーハーツ「夕暮れ」RCサクセション「スローバラード」あたりが個人的ツボ)。で、二部のオリジナル曲の数々も、すばらしかった上に、アンコールではサプライズが。
アンコールの曲は、4月9日にリリースになったメジャーデビュー・シングルの2曲、「美しき人」と「マイ・ウェイ」(ここも片方オリジナルで片方カバー)。で、追加公演じゃない方=4月11日(金)のSpotify O-EAST(渋谷)の時は、この2曲のレコーディングに参加したドラマー、坂田学がサプライズ出演し、「ドラムのあるT字路s」を生で披露したそうだが、この日は、その2曲をプロデュースした佐橋佳幸が、ギターで加わったのだ。
この3人のステージなんて、そうそう観れるもんじゃない、という以前に、佐橋佳幸がギターを弾いているところ自体が、(普段自分がライブに行く範囲を考えると)そうそう観れるもんじゃない。貴重な機会。行ってよかった。
渋谷クラブクアトロで本日開催するT字路s ダブルサイダーツアー 2024-2025 東京追加公演の当日券を18:00より会場にて販売いたします。
皆さまのご来場を心よりお待ちしております!
Open 18:00 / Start 19:00
当日 立見のみ ¥5000 (税込)
ドリンク代別途必要https://5023w.roads-uae.com/SQBN05E02I pic.twitter.com/FiQFe0cXEK— T字路s (@Tjiros) April 21, 2025
4月24日(木)19:00 ザ・ビートモーターズ、フラワーカンパニーズ @ 下北沢CLUB251
『ザ・ビートモーターズ結成20周年記念スペシャル 笑ってビートモ!』というタイトルの、長い付き合いの2組による対バンイベント。
招かれた側=フラカンは、先に出演。ニューアルバム『正しい哺乳類』からの曲、多め。ミドルテンポの「ラー・ブルース」を1曲目に持ってきたのに、ちょっとびっくりした。新鮮。
あ、新鮮と言えば、竹安堅一の弾いているギター。アコースティック・ギターの時以外は、長年ギブソンSGのみだったが、この日は最初から全体の2/3が終わるくらいまで、白いテレキャスターを弾いていたのだ。1978年製のTOKAIで、最近電装系等を取り替えたら、いい音になって、『正しい哺乳類』の9割は、このギターで録ったそうです。
ザ・ビートモーターズは、フラカンの「白眼充血絶叫楽団」をカバー。で、アンコールで、ベースのジョニー柳川がギターに回って、ベースはグレートマエカワが弾いて、秋葉正志と鈴木圭介のツインボーカルで「9 to 5」をプレイした。その前にグレートと圭介、「よくあれカバーしたね」「俺もめったにやんないんだ、ノドをつぶすから」と、「白眼充血絶叫楽団」を歌った秋葉を称賛。
この2組の次の共演は、6月19日(木)MUSIC ZOO KOBE太陽と虎の、フラワーカンパニーズpresents『シリーズ・人間の爆発』。そしてザ・ビートモーターズは、まだ作っていないがタイトルは決まっている5thアルバム『THREE WHEELER』のリリース・ツアーのファイナルとして、2026年3月1日(日)渋谷クラブクアトロでのワンマンが決まっている。と、MCで報告していた。
それから。家に帰ったあと、ずっと「シャ−ッ」という音が聞こえていて、しばらく経ってから「あ、これ、耳鳴りだ」と気がついた。日頃から大きな音には慣れているつもりだが、それを超えるレベルの爆音だったようです、この日は。
一週間後おおお!!🔥https://5023w.roads-uae.com/Hh7DTvwkt9 https://5023w.roads-uae.com/VNUDTwLHnU
— ザ・ビートモーターズ (@THEBEATMOTORS) April 17, 2025
4月26日(土)10:30 ARABAKI ROCK FEST.2025 1日目 @ 国営みちのく杜の湖畔公園 北地区 エコキャンプみちのく
2年ぶりに行けたARABAKI。もともとセッション企画が名物だが、今年は25周年なので25個のセッションを組もうとして、結果、それ以上の数になっていた。2日まとめて某所にレポを書く仕事あり。アップされたら貼ります。(追記:1日目レポ、アップされました≫ MAN WITH A MISSION×TAKUMA(10-FEET)×TOSHI-LOW(BRAHMAN)、WANDS×ナヲ(マキシマム ザ ホルモン)……スペシャルセッションが多数実現した『ARABAKI ROCK FEST.25』初日、濃厚レポート!)
この日、自分が観たのは以下でした。全部観たのも一部観たのも含む、ですが、全部観たものが多いです。
川崎中学校吹奏楽部 ゲスト:TAKUMA(10-FEET)/Hakubi×UNFAIR RULE/Rei ゲスト:アユニ・D(PEDRO)/BEGIN×シアターブルック/WANDS ゲスト:ナヲ(マキシマム ザ ホルモン)/THE COLLECTORS×フラワーカンパニーズ ゲスト:田中ヤコブ(家主)/BRAHMAN ゲスト:茂木洋晃(G-FREAK FACTORY)、細美武士/KALMA ゲスト:なち(サバシスター)/MAN WITH A MISSION ゲスト:RYU-TA(04 Limited Sazabys)、TAKUMA(10-FEET)、TOSHI-LOW(BRAHMAN/OAU)
【ARABAKI ROCK FEST.25】
2025年4月26日(土) - 4月27日(日)
国営みちのく杜の湖畔公園北地区・エコキャンプみちのく<DAY-1>
MICHINOKUステージ川崎中学校吹奏楽部
Guest:TAKUMA(10-FEET)
LIVE PHOTOPhoto by Team SOUND SHOOTER
⚡️#ARF25AGOGO 🔥#ARABAKI#アラバキ#アラバキ2025 pic.twitter.com/vguqzR1SLa
— ARABAKI ROCK FEST. (@ARABAKIROCKFEST) April 26, 2025
4月27日(日)10:00 ARABAKI ROCK FEST.2025 2日目 @ 国営みちのく杜の湖畔公園 北地区 エコキャンプみちのく
ARABAKIの2日目。自分が観たのは以下です。
堂島孝平30th×ARF25th春のヒットスタジオ大感謝祭 ゲスト:藤井隆、石野理子(Aooo)など/Original Love×GRAPEVINE/Cody-Lee(李) ゲスト:曽我部恵一(サニーデイ・サービス)/ 祝RCサクセション&忌野清志郎デビュー55周年 BRADIO 15th & ARF 25th Presents ソウルサイドのキヨシロー ゲスト:奥田民生、田島貴男(Original Love)/エレファントカシマシ/The Birthday ゲスト:北村匠海(DISH//)/ピーズ/ROTTENGRAFFTY ゲスト:TAKUMA(10-FEET)/ ARF 25 A GOGO GRAND SLAM THE BACK HORN KYO-MEI MICHINOKU PEACE SESSION ゲスト:片平里菜、TOSHI-LOW(BRAHMAN/OAU)、ホリエアツシ(ストレイテナー)、菅原卓郎(9mm Parabellum Bullet)、山本響(Maki)、村松拓(Nothing’s Carved In Stone)、大木伸夫(ACIDMAN)、吉井和哉(THE YELLOW MONKEY)、西馬音内盆踊り&川内太鼓
1日目も2日目も、9組ずつ。観たいアクト、もっともっとあったけど、ひとりではこれが限界でした。
(追記:2日目レポ、アップされました≫ THE BACK HORN×吉井和哉(THE YELLOW MONKEY)、The Birthday×北村匠海、Original Love×GRAPEVINE……スペシャルセッションが実現した『ARABAKI ROCK FEST.25』2日目レポート!)
【ARABAKI ROCK FEST.25】
2025年4月26日(土) - 4月27日(日)
国営みちのく杜の湖畔公園北地区・エコキャンプみちのく<DAY-1>
BAN-ETSUステージ LIVE PHOTO東京スカパラダイスオーケストラ
Guest:奥田民生
TAKUMA(10-FEET)
TOSHI-LOW(BRAHMAN)Photo by Team SOUND SHOOTER… pic.twitter.com/T88sBfhSAu
— ARABAKI ROCK FEST. (@ARABAKIROCKFEST) April 27, 2025
4月29日(火・祝)17:00 仲井戸“CHABO”麗市@ 横浜THUMBS UP
5年ぶりだったか6年ぶりだったか、とにかくかなり久々だったらしい、チャボさんの横浜THUMBS UPワンマン。運良く観ることができた。
自身の曲、日本語詞を付けて歌うカバー曲、どれにもうっとり。RCサクセションの「ボスしけてるぜ」も、やってくれた。あと、「清志郎と最後に一緒に書いた曲」という紹介で、「毎日がブランニューデイ」も。
アンコールではLeyonaが登場、チャボさんが彼女に書いた「財布」、CHABO BANDがプロデュースした「オレンジ」、そして「雨あがりの夜空に」の3曲を、共に歌う。
なお、「雨あがりの夜空に」と「毎日がブランニューデイ」、どちらもARABAKIで聴いたばかりだった。「雨あがりの夜空に」はBEGIN×シアターブルックが、「毎日がブランニューデイ」はBRADIO&奥田民生が演奏。
アンコールで3曲を終えたLeyonaが下がったあと、締めはひとりで「ホーボーズ・ララバイ」。すばらしい瞬間だらけのライブの中でも、いちばんすごかったの、ここだったかも。何か、撃ち抜かれたような気持ちになった。
4月30日(水)19:30 古舘佑太郎×又吉直樹 @ 下北沢 本屋B&B/ZOOM
初の著書『カトマンズに飛ばされて 旅嫌いな僕のアジア10カ国激闘日記』が話題の古舘佑太郎、その本のトークイベント。お相手は、帯に推薦コメントを寄せた又吉直樹。チケットは完売、配信もあり。この時期、僕は、古舘佑太郎関係の取材仕事をいろいろ行っていて、その一環で、見せてもらえることになった。
基本、古舘佑太郎が次々と質問して、又吉直樹が答える、という形で進行。1時間があっという間だった、又吉直樹の返しが「おお!」とか「なるほど!」とか言いたくなる言葉だらけで。
その次は、古舘佑太郎が弾き語りで1曲。この本の、この旅の、テーマ曲であるThe Impressionsの「People Get Ready」に、ハナレグミが日本語詞を付けたバージョン。最後に、本を買ったお客さんへのサイン会が行われた。
いよいよ明日!
会場は満員御礼ですが配信チケットあります。こんなイベントきっと中々ないだろうから、是非とも全国から参加してください!https://5023w.roads-uae.com/EunDeLWqCA pic.twitter.com/5slbM29ylh— 古舘佑太郎 (@yutarofurutachi) April 29, 2025